雨男博士の日常

眠い一日


こんばんわ。
雨男です。
今日は眠い一日でした。夜更かしした訳でもなく、
今朝も6時半起床といった感じで通勤したのですが、
なぜか日中眠く。。。。

デスクでうとうと。。。

いかん、いかん、

うとうと。。。

良くみると、「う」と「と」って反転したような文字ですね.

仮名って不思議ですね。

そうそう、仮名といえば、平安時代では
あ、仮名の話はどうでもいいですね。

そんな感じで集中力のない一日。

早めに職場を去って、喫茶店で論文執筆。
気分転換が大切です。

とかいいつつ、あきてブログなどを書いている訳ですが ← 今ココ

明日から9月!
9月は、とある調査であまりお出かけする機会がないのですが、
1日は東京に日帰りで行けるので、行きたかった場所にでも訪ねようかと思います。

9月は他分野の学会で発表があり、
それに向けての準備をしなければならないので、
うとうとしてる暇などないはず!

よーし目を覚まして
学会を盛り上げてやろう。
スポンサーサイト



  1. 2012/08/31(金) 21:45:01|
  2. 日常
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

民藝。

こんばんわ、雨男です。
だいたい地元の夏祭りが過ぎると秋の気配を感じるのですが、
今年も同じように
朝夕、涼しくなってきました。

最近は、後輩たちの研究について相談にのることが特に多く、
ついつい夜遅くなりがち。
帰り道、見上げた月は、満月に近かった。

もうすぐ月見の季節です。

で、月見団子のことを考えていました。

あ、食べることだけではないです(汗)
月見団子を味わうには、どの皿がいいのかとか
芸術の秋的なことも考えてました。

やはり備前がいいかな、とか、
有田とかにはあわないかなとか。

そう、芸術の秋的なことを考えてました。

食器と食文化は切り離せないもの。

だからこそ、食器にあわせた調理をつくるのは、
料理人の素養が示されるのでしょうし、
食器そのものにもその国や民族の文化があらわされるのでしょう。

そんなことを考えながら歩いていると、
むかしに読んだ
柳宗悦の民藝論を思い出しました。



民藝とは
大正時代、日常的な道具の中に美を見出そうとした
柳宗悦によって提唱されました。

当時の美術界にあって一顧だにされなかった
日常品への着眼。

いまとなっては好まれる方の多い民芸品ですが、
当時は、庶民が使う雑器などは、
美術的価値などないに等しかった。

そのなかで日常に美を見出した柳の感性はすごい。
なにげない日常を、生活を肯定しているような
やさしさを感じます。
それと自然に付着した色味や重ね焼きの痕跡、修理痕などを
ススキと月に見立てたり、イナゴに見立てたりする
日本伝統の感性が柳にそれを気付かせたのかもしれません。

美術にはとんと疎い雨男ですが、
普段使っているお茶碗も
見ようによっては美となりうるんだと思い出し、
ついつい眺めてしまった夏の夜。

  1. 2012/08/31(金) 00:43:29|
  2. 日常
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

地域に根ざすということ

有年原・田中墳丘墓
こんばんわ。
雨男です。
今日は夕方から姫路に行ってきました。
今年の2月、地域に根ざした研究会で発表する機会があり、
お願いして実行委員会、
つまり運営側にいれてもらいました。

よくよく考えてみると以前の自分には、こういう積極性はなかったので、
自分でも驚いていますが。
でも、
頼りになるからありがたい、と言われたときはうれしかった。

この研究会は10年以上、ずっと地元で活動をしています。

このことはなかなかできることではないと思う.

そして、雨男にとってこういう活動はこれから大切だと思うので、
謙虚な姿勢で学んでいきたい。

なんて、なんか中学生の作文のようになってしまいましたが
素直な気持ちをしたためて、と。

  1. 2012/08/28(火) 22:40:49|
  2. 日常
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

English Breakfast

こんばんわ、雨男です。

8月も終わりが見えてきました。

Salisbury Cathedral

先月、イギリスへ行ったときは涼しかったので良かったです。
上の写真は、訪れたソールズベリー大聖堂の庭。
爽快な日々でした。

それに比べて灼熱の関西

快適!下宿ライフを送っている雨男ですが、
こう暑いとなかなか食欲もわかず、
とくに朝、シリアルなど簡単にとれるものを選んでしまいがちです。

しかし、これでは夏は乗り切れぬ、ということで
一念発起
爽快な朝を思い出すために
English Breakfastを作ることに

イギリスの朝ご飯

English Breakfastです。
って、大仰に行っても
ベーコンを焼き、ソーセージをゆでて炒め、
スクランブルエッグとパン、あと豆とトマト。。。。

簡単

なんかわざわざEnglish!っていわんでも
という感じですが、
とにかくつくってみました。

驚いたのは、Amazonでベイクドビーンズが買えること

ハインツ ベイクドビーンズ

ベーコンやソーセージはどこでも買えますが、
豆のトマト煮込みは
作らないといけないかなと思っていました。

だけど、ネットで変えたので驚き。
「もう食えぬ」と焦って
わざわざロンドンのスーパーマーケットで買う必要なかったです。

ただ、このベイクド ビーンズは、
英国人大好き、雨男も大好きなのですが、
先月一緒に旅したメンバーには不評。。。

今回通販で家族の分も頼みましたが、
いっこうに缶をあけようとしないオカン

果たして味覚がおかしいのは、、、、
そういや英国人って、、、、、、、、、、
  1. 2012/08/27(月) 21:48:10|
  2. | トラックバック:0
  3. | コメント:0

休日

今日は土曜日。
実家でゆっくり休みました。

夏休み


使い古しのジーンズをハーフパンツにしたり、
母にきんぴらごぼうの作り方を教わったり。
昼からはジムにいって2時間ほど汗を流したり。

充実した休みでした。

ますます忙しくなる毎日なのですが、
ゆっくり休んで余裕をもって仕事をしています。

昨年の夏は余裕なかった。
だからいろんな人に迷惑をかけた。
今年はゆっくりと落ち着いて物事を進めているとおもう。

夜は村のおまつり。
小規模な人のあつまりですが、顔をだしてきました。
久々に会う方もちらほら

むかし祖父や祖母に手を引かれていった思い出が
よみがえります。

夜空にうかぶ提灯。

静かな夜に、こだまする村人の笑い声。

ふるさとを感じた一日でした。
これも1つの文化財だ。
  1. 2012/08/25(土) 23:19:21|
  2. 日常
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

チュニジアの夜ほど まばゆく輝く夜を他に知らない

こんばんわ、雨男です。

最近、アメリカ人の後輩ができたので
英語を教えてもらっています。

大切です。英語。

旅行会話はなんとかなるってこのまえわかりましたが、、、、、

語学力は完全に雨男が後輩です。


しっかし、国際的に活躍してゆくには英語は必須。
発音や表現などを謙虚に学んでいます。

それに英語ができると旅の楽しみがもっと増える。

行きたいところ、旅したい国はまだまだあります。

そうそう、チュニジアは旅したい国の1つ。

チュニジアの位置

チュニジア共和国(チュニジアきょうわこく、アラビア語: الجمهورية التونسية‎)、

通称チュニジアは、北アフリカのマグリブに位置する共和制国家。

西にアルジェリア、南東にリビアと国境を接し、北と東は地中海に面する。
地中海対岸の北東にはイタリアが存在する。首都はチュニス。

アフリカ世界と地中海世界とアラブ世界の一員であり、
アフリカ連合とアラブ連盟と地中海連合とアラブ・マグレブ連合に加盟している。
最も早く「アフリカ」と呼ばれ、アフリカ大陸の名前の由来になった地域である。
(ウィキペディアより)


世界史を勉強した人にとっては、地中海貿易の都、
カルタゴ(ラテン語: Carthāgō または Karthāgō)
があったといえば、
おっという感じかもしれません。

雨男は、とにかく、このカルタゴ遺跡に行きたくて行きたくて

カルタゴ遺跡。

1979年に世界文化遺産に登録されています。

紀元前8世紀から海上交易で栄えたこの都市国家は、
地中海交易の覇者であったので、
ギリシャ、のちにローマ帝国と衝突。
3度にわたる戦争ののち、カルタゴは壊滅します。

カルタゴ滅ぶべし ( ゚д゚ ) クワッ!!

地中海交易の覇権をなんとしても手にしたかった
ローマ帝国のセリフです。

その言葉通り、雑草一本すら生やすことのないよう、
塩がまかれ、歴史に消えたカルタゴ。

滅んだ文明なんて、
厨二心をくすぐります。

そんなこんなで、
チュニジアへ行きたいのですが、
すぐにっちゅーわけにはいかないので、
友達たちと
梅田にあるカルタゴキッチンで
チュニジア料理を食べてきました。

あんまり知られていないとおもうので、
食べた料理を紹介します。

まずはブリック。
(おもわず、食べてしまって、写真をとるのわすれた)

魚介やポテト、チーズ、卵を包んで揚げた
チュニジア風春巻きです。

香ばしくて、おいしい逸品です。

つぎに
白身魚のハーブロースト。
オリーブオイル仕立てです。

すこし香辛料の風味がつよいですが、さすが海洋国家チュニジアの料理。
白身魚の味わいを生かしつつ、おいしくいただきました。

ポワソン・オ・フール

そしてチュニジアといえば、これ。
クスクス(Couscous)
クスクス

小麦粉から作る粒状の粉食をシェフ特製のスープとともにいただきます。
クスクスの食感は、うーん、なんといえばよいかって
ところですが、
粒粒粒粒
不思議な口当たりです。
シェフのスープが味わい深く、おいしかった。

と、意外に近くでチュニジアを満喫した雨男でした。

でも。
いつか行きたいですね。チュニジア。
そのためにも、語学力をすこしでも高めていこう。

  1. 2012/08/24(金) 00:22:09|
  2. | トラックバック:0
  3. | コメント:0

福岡市赤煉瓦文化館

こんばんわ、雨男です。
お盆もあけて暑さも和らいできた感じですね。
今日は職場で、建物の耐震強度を調べにこられていて、
業者の方にいろいろと建築のはなしをうかがっていました。
まだまだ知らないことが多い雨男ですが、
こういう機会にいろいろ教えてもらえるのはいいですね。
一番よくわかったのは、
「地震がきたら職場の建物は危ない」
ということですが。。。

建築話をきいて、
先々週、九州出張のときに立ち寄った建物の紹介をしたいと思います。

福岡市赤煉瓦文化館
福岡市文学館

現在は、福岡市文学館として使われています。
なんと建築は辰野金吾博士
東京駅、大阪市中央公会堂など、
日本近代建築の父と呼ばれる明治の偉人です。
19世紀末の英国様式を応用したものらしいのですが、
たしかにロンドンの街並みにあっても
不思議じゃありません。
場所は、天神駅からあるいて10分ほどの距離(福岡市中央区天神1丁目15-30)。

遠景

まわりとの不釣り合いが日本っぽい都市計画ですが
近くで見上げると
近景

威風堂々

煉瓦造りの建物はやっぱりこのずっしりとした安定感がいいですね。

福岡市文学館2

この建物は、日本生命保険株式会社九州支店として
1909年2月に竣工され、
1969年遺構は、国の重要文化財に指定された後、歴史資料館として、
1994年からは赤煉瓦文化館 として市民に親しまれてきました。
2005年より福岡市文学館となっています。

アールヌーボー様式の天井

重厚な外装に比べて、内装はアールヌーボー様式で可愛い雰囲気。
読書につかれ、見上げると白の天井。

こういう歴史ある建物で
じっくりと文学に浸ることができたら、良い休日が過ごせそうです。

  1. 2012/08/23(木) 00:52:55|
  2. | トラックバック:0
  3. | コメント:0

夕立


こんばんわ。
雨男です。
このところ夕立がひどいですね。
落雷の被害もあり、心が痛みます。

野外で調査をする雨男は調査で落雷の心配もあるので、
気をつけないといけないです。

昨日は、とある研究会に顔を出してきました。
尊敬する研究者がいらっしゃるのと、
別の研究会メンバーからとある相談事を頼まれて、
それをなんとかするために話し合ってきました。

最近、とかく頼まれ仕事が多い雨男。
「また、ホイホイひきうけるからですよ」と
職場の後輩から五寸釘をさされますが、
頼りにされていることはうれしく、
また力になりたいと思うのです。

いろいろな調整ごとが多い雨男の仕事ですが、
相手の気持ちになって、ということが大切。
これをこの数年でよく学びました。

もっと頼りがいのある雨になれるよう、
また新たにはいってきたお願いメールを見ながら、
頑張ろうと思った日曜の夜でした。
  1. 2012/08/19(日) 22:15:09|
  2. 日常
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

考えさせられる世界遺産

スターリ橋

こんばんわ。雨男です。
夏休みも終盤。職場でも「夏休みどこかにいってきた?」
「今年の夏は○○へ行ったよ」なんて話が聞こえてきます。

ち、ちくしょう、うらやましい
なーんて嘘で、
雨男は7月に英国出張しましたし、すこしゆっくりしたかったので、
夏に海外へ出かけませんでしたが
冬あたりはどこかへ行きたいものです。

限りある一生、できればいろんなところに行ってみたいですね。
世界文化遺産とかそうでなくても歴史的な街並、旧市街とか、
かつて栄えた旧市街など、文化財があるところがいいです。
そんな雨男。
一番行きたい場所、というか、世界遺産といえば?と問われると

「ボスニア・ヘルツェゴビナの街・モスタル」

スタリ・モスト(スターリ)橋


ここを紹介することにしています。
あまりご存知じゃない方もいらっしゃるでしょうから、
すこし説明します。

この世界文化遺産は、ボスニア・ヘルツェゴビナにあります。
16世紀、オスマン帝国の時代に橋は建造され、
トルコ時代に栄えた街並が今に伝わります。
UNESCOの紹介はこちら
http://whc.unesco.org/en/list/946/

Wikipediaによると
「スタリ・モスト(Stari Most,「古い橋」)は、
ボスニア・ヘルツェゴビナの都市モスタルにある16世紀の橋で、
市内を分けているネレトヴァ川に架かっている。
町の象徴となっていたこの橋は、ボスニア・ヘルツェゴビナ紛争中に
あたる1993年11月9日午前3時にクロアチア系のカトリック民兵によって
破壊されたが、その後復興計画が持ち上がり、2004年6月23日に復興工事
が完了した。
2005年には、ボスニア・ヘルツェゴビナ初のユネスコ世界遺産に登録された。」

そうです、このモスタルの街もまたボスニア・ヘルツェゴビナ紛争の被災地でした。
このボスニア・ヘルツェゴビナ紛争、
雨男は小学生のころ、テレビでみていたことを記憶しています。
もっとも当時はこの紛争の悲惨さなど
知る由もなかったのですが。

ユーゴスラビアから独立したボスニア・ヘルツェゴビナで
1992年から1995年まで続いたこの内戦は、
このあいだまで近所付き合いをしていた様々な民族が
対立することとなった悲惨な歴史です。
死者20万、難民・避難民200万が発生したといいます。
そしてこの紛争の中でなされた「民族浄化」

”内戦終結”後、この橋は各国の援助により復興されます。

さて、この橋ではとある伝統行事がなされています。
それは橋から飛び込むというもの。
かれこれ400年の歴史があるこの飛び込み大会は、
なんと高さ20mから男子が飛び込むというものです。

内戦以前、この飛び込み大会には
民族関係なくモスタルの街中の男たちが参加したといいます。
しかし、戦争の傷跡はこの行事にもわだかまりを遺しました.
そうです。
憎しみの連鎖は、簡単に流されるものではありません。

しかし、近年、和解に向けた兆しが見え、
ふたたび様々な民族の男たちがこの飛び込み大会を
実施しているといいます。
街の象徴であり、
内戦によって破壊されたスタリ・モストは、
民族融和の象徴として復興されることとなったのです。

モスタル旧市街と古橋地区(Old Bridge Area of the Old City of Mostar)は
2005年、UNESCOにより世界遺産に登録されました。
それは、旧市街の歴史的価値といった側面ではなく、
再建を経ることによって
(本来、UNESCOは真実性を重視するので、再建とかはのぞましくないのですが)、
多民族・多文化の共生や和解の象徴という価値も強調されたための
登録です。

世界遺産には様々なものがあります。
残念ながら、
自国・地元の文化を自慢するものであったり、
観光目的のものであるものもあります。
しかし、すこし青臭いかもしれませんが、人類が経てきた栄光も負の遺産も
それを知ることで語り継いでゆくことが、
世界遺産に登録し、守ってゆく意義だと思うのです。

モスタル旧市街と古橋地区は、
こういった意味で20世紀人類が経験した
二度と繰り返してはならない歴史を
教えてくれる大切な遺産なのです。

  1. 2012/08/19(日) 21:37:43|
  2. | トラックバック:0
  3. | コメント:0

夏の課題図書



夏休みの中旬。
中高生は、夏の読書感想文に悩んでいることでしょう。
そんな中、ぜひお勧めしたいのが、この本。
猪瀬直樹著『昭和16年夏の敗戦』です。
もちろん、大人も。。。というより10代だけではなく、
雨男と同世代の方にこそ読んでほしい本です。

今日は、敗戦の日。
雨男は、毎年、この日に戦前・戦後史に関する本を読むことにしています。
昨年、選んだのがこの文庫でした。

すこし内容を話してしまうので、
ネタバレ注意。


日本が敗戦したのは、昭和20年、つまり1945年です。
すると、どうして4年前の昭和16年?と疑問が。
それに昭和16年は太平洋戦争の開戦がはじまったとき。
そしてそれは冬のことでした。

本書の中心は、すこしさかのぼった昭和15年〜16年夏の話。

エリート養成のために設置された「総力戦研究所」が、この本の舞台です。

総力戦研究所に集められたメンバーは、軍部、各省庁、マスコミ、財閥、教師の
若手30代のエリート。
彼らに課せられた問題は、日米会戦のシュミレーションでした。
若手エリートで組閣された疑似内閣で日米開戦に踏み切るかどうかが
議論されます。
綿密なデータと白熱の議論、
汗水ながれる昭和16年の7月、
その結論は出ます。

敗戦。


それが当時、大日本帝国を背負っていくと期待された
若手エリートの答えでした。

彼らの結論は、今となってはほとんどの日本人は知りません。
むしろ、日米国力の差異も考えず、
軍部の暴走によって無謀な戦争に突入したというのが、
多くの方の理解ではないでしょうか?

しかし、東条英機をはじめとする大日本帝国の首脳陣は
若手エリートがだした結論を
知っていたといいます。

そして、実際、戦争は彼らのシュミレーション通りに進み、
昭和16年にわかっていた敗戦は、
昭和20年に現実となりました。

では、なぜ止められなかったのか。
それが本書の主題であり、
現代にも続く日本社会の病理でもあると猪瀬氏は指弾します。
このあたりは、実際に本書を手にとって
考えていただきたいのですが、
読み終えた後、雨男は1つ勇気をもらった気もしました。

それは、
若手エリートがだした結論が正しかったということ。
もちろんエリートだと自負しているわけではないのですが、
最近、とくに世代間の意見の違いにまきこまれることが多く、
「今の若い世代は元気がない」とか
「若い人の考えることはわからない」と罵倒されることは少なくない雨男。

このたびにいつも歯がゆく感じます.
本書の若手エリートも「君たちのいうことは机上の空論だ」と
叱責されたそうです。

しかし、現実を直視し、
データに基づいて議論する若手の意見は正しかった。

そして、それを汲み取ることのできない
首脳陣こそ元凶だと
本書は主張しているように思うのです。

ふたたび戦争に向かおうとするのならば、
我々はそれを止めることができるのか。

現実を正視し、データに基づいた冷静な議論をする
若手の意見が通る社会を作ってきたのか、
本書は
敗戦後67年を迎える現代日本にとっても
課題図書となるのではないでしょうか。
  1. 2012/08/15(水) 22:00:43|
  2. 日常
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

お墓参り

こんばんわ。雨男です。
夏休み、うちで読書したり、論文を執筆したり、昼寝したりしているのですが、
やはり適度に休むとはかどるものです。

それとやはりお盆ですので、
母とお墓参りに行ってきました。

雨男の実家は、関西のとある山中にあるのですが、
ずっと変わっていないところです。。。
近所の神社やお寺から
だいたい中世に新規開墾された集落なはずで
それがずっと、つづいているのですが、
いろいろなタブー(お葬式を告げにくるときは敷居をまたいではいけない、とか)などが残り、
景色もさほど変わっていないので、
気分はまさに『遠野物語』



いわずとしれた
民俗学の古典的名著です。
夏休みの読書感想文などで、この本に目を通した方は少なくないでしょう。
雨男も民俗学に興味があったので読みました。
でも
イマイチこの本、感想が書きにくいのです。
読書感想文を書こうとしている男子高校生も同じ悩みを抱えているのではないかなぁ。
短編集みたいなもんだから
1つの話は感想書くには短すぎて難しいし、、、、
全体的にまとめるのも難しい

それに雨男の場合は、
冒頭に
願はくは之を語りて平地人を戦慄せしめよ( +・`ー・´)ドヤッ
ってあるのですが、
都会の連中はまだこんな世界があるんだって驚くだろうなぁという
柳田博士の思いに反して、
あぁ、ばぁちゃんがよくする話なとしか思えなかった。。。
ばぁちゃんが小さい頃、人魂はふつうに飛んでいたとか、
あの木は悪いことをした子供が吊るされて、、とか
夏の夜によく祖母は昔の話をしてくれました。
柳田博士、全然フツーっすよってなかんじですが、
これでは感想文書けません。
「よくある話でした」なんて
感想を書いたら、先生を戦慄せしめてしまいます

そんなこんなで、
亡くなった祖母のことを思い出しながら、
お墓参りにいってきました。

雨男の集落は、屋敷墓が現代に遺っています。
屋敷墓とはそのまま「家(だいたいが本家?)にお墓がある」ことです。
埋葬するお墓(だいたい血縁でつながる3、4家の墓)と
屋敷墓(居住地内にある墓)の2つがあります。
これは中世に出現するお墓の形態で
こういったのが普通だと思っていたのですが、
日本中世史を研究していた後輩から非常に珍しい事例だと教わりました。

日本社会は、よくイエ社会だと言われます。
核家族化が進んだ現代社会ではそうではないでしょうけど、
雨男の田舎にいるとよくわかります。

埋葬するお墓は、イエ単位(○○さんちの墓、▲▲さんちのお墓など)で分かれています。
嫁いできた女性や養子は、そのイエのお墓にはいることとなり、
実家の墓にはいるわけではありません。
血縁といってもかなりルーズで
生まれたイエよりも新しく生活するイエの方が優先されるのです。
嫁という漢字が端的に示しています。

このことはウジ(氏)という血縁関係より、
生活単位としてのイエが重要視される社会関係が表現されているのです。

参考?文献



この話を中世や近世に詳しい方にすると
いつも民俗学の研究をすればよかったのに、と言われる雨男。
田舎者でよかったのか、どうかはわかりませんが
そういう実体験は貴重だそうです。

柳田博士、
読書感想文は書けないけども、論文なら書けたかもしれません。
  1. 2012/08/15(水) 01:42:33|
  2. 日常
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

スタバ

こんばんわ。雨男です。
先ほどニュースをみていると、
「スターバックス出店 全国初、公立図書館に…佐賀・武雄市 毎日新聞 8月14日(火)19時5分配信」
という記事をみかけました。
これは賛否両論あると思いますが、
利用者としてはいいのかな、と。

図書館って、本を借りに行くところだけではないと思うのです.
中高生のときは試験勉強したり、
大人になってからは本を探しにいく場所としても。
そういった時、歓談できる場があれば、より楽しめるとおもうので。

ただ、採算の問題や行政内での折衝(どこまで市が管轄?するか)は難しそうだな、とも。
だけど、一番大切なのは利用者の意見ですよね。

こういう図書館が地元にあれば、行きたい。
曇りの午後、図書館で新しい本に出会い、
パラパラと読んだ後、
いろいろと考えながらコーヒーをたしなむなんて、
最高の贅沢だとおもう(すいません、妄想はいってます)

博物館とか美術館も、いつもながらの展示だと限界がある。
だからこういう新しい試みで、「場」を柔軟に提供することができたら
いいのになと思った.
  1. 2012/08/14(火) 22:07:07|
  2. 日常
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

ペルセウス座流星群


こんばんわ。雨男です。
この夏休み、すこし挑戦したいことがあります。
それは天体写真
ちょうどペルセウス座流星群という時期もあり、
深夜遅くまでおきていられそうなので、
挑戦したいと思い立ったのです。

参考文献はもちろん


『聖闘士星矢』
どうみても13~15歳にみえない少年たちが宇宙のために闘う
血沸き肉躍り、抱腹絶倒の少年漫画です。

おすすめのキャラクターは、なんといっても紫龍という
ロングヘアーの少年。龍星座の聖闘士(セイント)です。

この漫画、聖衣(クロス)とよばれる甲冑がなんといっても重要なのですが、
どういうことか紫龍君、強敵にあたるといつも聖衣(クロス)を脱いでしまいます。

Google先生でも「紫龍」とうって半角あけると「紫龍 脱ぐ」と予測変換されます。
どんだけ脱ぐんだよ。。。紫龍。。。。

そんな露出狂の紫龍君ですが、
あ、紫龍はどうでもいいですね。

せっかくの流星群の時期ですし、
実家は星がとてもよくみえるので写真撮影の訓練もかねて、
天体写真を撮ろうと思ったのです。

昨夜は準備も万端。

三脚よし!

デジカメ用のレリーズよし!

デジイチよし!

充電も完了、問題なしだ!

燃え上がれ!俺の小宇宙!!

…曇りでした

今日は雨っぽいです。。。。
  1. 2012/08/14(火) 00:27:56|
  2. 日常
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

オリンピック

London 2012 Olympicsも終わりに近づいてきました。
UK出張ももうすこし長ければ、実際に観戦もできたのですが、
テレビで時々見ているのが現実

でも各種目の選手には数々のドラマがあり、
スポーツっていいなぁと。

先週は急きょ九州に行くこととなったり、
とある先生を歓迎したり、
いろいろとあわただしくしていました。
だけど、今日から本格的に夏休み。
この1週間はゆっくりと読書をしたり、論文を執筆したりしたいと思います。

やっぱり休みは必要。
とかく忙しい雨男の職場。今年から余裕もでてきて、ノホホンと仕事していますが、
多忙な方だと思う。
ゆっくり遊んで休んで、後半期も頑張ろう。
他分野の学会での発表も頼まれたこともあり、
新しい一歩が踏み出せそうだ。

そんな感じで、オリンピック観戦もあいまって、
とある文章を思い出しました。

「使い古しの、すっかり薄く丸くなってしまった石鹸を見て、ちょっと待ってくれという
気分になってみたりすることが、多分、だれにでもあるはずだ。

日々、こすられ削られていくうちに、新しくフレッシュであったときの姿は
みるみる失われていく。

まるで――と、そこで思ってもいい。

これじゃまるで自分のようではないか、と。

日常的に、あまりに日常的に日々を生きすぎてしまうなかで、
ぼくらはおどろくほど丸くなり、うすっぺらくなっている。

使い古しの石鹸のようになって、そのことのおぞましいまでの
恐ろしさにふと気づき、地球の自転をとめるようにして
自らの人生を逆回転させてみようと思うのはナンセンスなのだろうか。

周囲の人たちは昨日までと同じように歩いていく。
それに逆らうように立ち止まってみる。
それだけで、人は一匹狼だろう」


これは山際淳司さんというスポーツノンフィクション作家の『スローカーブをもう一球』という文庫の中にある
「たった一人のオリンピック」という話の冒頭です。

内容は、しがない大学生が「このままではだめだ」と思い
無謀にも自分でもでれそうな競技でオリンピックを目指すという話なのですが、
この冒頭が特に印象にのこっています。

はじめて出会ったのは、たしか大学受験の模試か何かだったと思う。
そのときからもう10年。
あのころより味わい深く、この文章を読むことができる。
10年、20年とさらに実感は増してゆくだろう。

だけど僕は常に立ち止まって地球の自転を止めるような日々を過ごしたいと思う。


  1. 2012/08/12(日) 23:50:31|
  2. | トラックバック:0
  3. | コメント:0

市民講座

こんばんわ。雨男です。
今日はとある市民講座で講師をしてきました。
こういう機会があると
基本的に引き受けることにしています。
というのは、真面目にいうと最新の研究を関心ある方々に伝えるのは
研究者の役割だし、
本音を言うと、いろいろとお話ができて楽しいからだ。

これは自分に訪れた変化であると思う。
正直、昨年くらい前までは自分ではそう思っていなくても
自分の研究はすごいということをただ認めてもらいたくて、
という思いがあったけども。
いまは、
相手にあわせた内容にするし、
質問があっても自分の考えを押し付けなくなってきた。
だからかもしれないけど、今日は本当に喜んでもらえた(飲み会に連れまわされた)。

講座の後はみなさんと飲みに。
けっこう年配の方が多く、
孫や息子くらい歳がはなれているのに、
「先生」と呼ばれるとすこしこそばゆい。。。。

数年前亡くなった祖母をふと思い出した。
大学での活躍を一番のぞんでいた祖母。
祖母もきっとほめてくれるだろうか。
  1. 2012/08/04(土) 23:12:35|
  2. 日常
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

つなぎめ


こんばんわ。雨男です。
雨男博士と名乗りながら、関西は快晴続き。
関西の夏は重く暑い。
ただ、だからこそ夜の開放感が心地よいですね。

来週、急遽九州へ行くこととなりました。
古い知り合いと会うことにもなり、楽しみです。
みたかった文化財も見に行こうかなと思っています.

今日は、仕事を17時に切り上げて、とある会合にでてきました。
大阪梅田の中華のお店。
ほどよい人のいりで、会話もはずむといった感じ。
餃子と青島ビールに舌鼓を打ちます。

初対面の方もおられ、1年ぶりにあう方も。
雨男の業界とは全く違うので、
お話も新鮮。

最近、自分が変わったなと思うこと。

それは初対面の方や知人以外の方と話すのが得意。。。というか
好きになってきた。

人見知りという訳ではないと思うのですが、
基本的に広い交友関係より濃い交友関係を好む雨男。
でも最近は、広さを大切にするようになってきた。
それに自分の知らないことを知る楽しみを覚えてきたからだ。
今日も大阪の洋食名店やとある職業の現実など、
面白い話ばかりで、
興味深かった。

昼に営業の方が職場に来られたけど、
この方ともふとした話(ポスターをみて、ここうちの近所なんですよね)から
すこし話し込んでしまった。
これは営業トークの術中にはまっただけじゃん、と
言われるかもしれないけど、
ふとしたきっかけから話を膨らますのはさすがだと思った。

相手の話を聴く。
話を盛り上げる。

これは、やっぱり、人と人とのつなぎ目となるなと感じた月夏の夜。

  1. 2012/08/03(金) 00:19:53|
  2. 日常
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

公園にて

ロンドンの公園

英国旅行の思い出です。
写真はホテル前の公園。
7月中旬のロンドンは、涼しく過ごしやすい頃合いでした。
新緑がまぶしく、
落ち着いた公園。
朝、朝食後散歩に出て、発表原稿の読み上げなどをして過ごしました.

ロンドンには公園が多くありました.
とくに大英博物館のあたりは、雰囲気の良い公園が多くあり、
ゆっくりと休むことができます.
日本と違ってかなり公園に手を入れているので、
(別に日本の公園によく行く訳ではないのですが、
雨男が知る限り殺風景なのです)
ゆっくりと時間が流れて、
いい感じなのです。

KEEP CALM AND CARRY ON
(落ち着いて続けていこう)

落ち着いて


これはもともとは第二次大戦時に
英国政府情報省によってつくられたポスターの標語なので、
物騒な言葉、いわゆるプロパガンダですが、
2000年代以降、イギリス人お気に入りの言葉になっているそうです。

いまの自分にとっても
良い言葉。
最近、いろいろなことが軌道にのってきた。

落ち着いて続けていこう。



  1. 2012/08/02(木) 00:48:49|
  2. | トラックバック:0
  3. | コメント:0

スマート


月がきれいな夜です。BGMにEGO-WRAPPIN'の色彩のブルースを聴きながらの深夜。
JAZZYな楽曲が体も心も落ち着かせます。
朝食のスープを煮込みながら、読書。
すこし考え事をして、窓の外を見上げれば、夏月。
夏の夜は解放された感があり、ゆっくり空を眺めるのもいいものです。
もうすぐペルセウス座流星群の時期。
今年は田舎で天体観測でもしようかと企んでいるところです。

今日、仕事でとある研究所へ。
とはいっても雨男とは別分野なのですが、、、
訪問先を探していると、
とおりすがりの中堅研究者の先生が教えてくれました。

「どちらへ?」
雨「●●の用件で、○○を探しているのですが。。。」
すこしたどたどしい雨男。。。
しかし
「それだと△△だろうから、■■■へ行けば問題ない。あちらだよ。」

文字にしてみると、なんたことないやりとりなのですが、
頭の回転の早さ、
論理的な説明、
説得力。
言葉の端々に感じるスマートさ。
単なる道案内のはずが、学会発表を聴いているような。

この先生は、おそらくだけど、いい論文を書かれているに違いない。
そう思った。
そして、相当の学会発表もこなされているはずだ。
物事をうまく伝えること。
説得力のある説明をすること。
これは才能に加え、鍛錬を積まなければなしえないからだ。
雨男も研究者の端くれなのですが、
武者震い
のような感覚にあった一瞬でした。

「本質をつかんだ話をする」
これは雨男が上司から教わり、心がけていることです。

とはいってもすぐにできることではなく、冗長になっては
「贅肉を落とせ」と怒られるのですが...
でも最近、そのおかげで学会で「雨男君の内容はわかりやすい」とほめられることも増えてはきました。
とはいっても師の背中はまだまだ遠いのですが..

今日お会いした先生も、おそらくはスッと本質をつかんだ話をなされるのだろう。
上には上がいる。
僕にいまできることは限りがあるけども、
上を目指してがんばっていこうと思った夏の深夜。

  1. 2012/08/01(水) 00:52:31|
  2. 日常
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

プロフィール

雨男博士

Author:雨男博士
関西在住の雨男博士です。
歴史や文化財めぐりが趣味です。
だけど、旅先はいつも雨。。。

最新記事

最新コメント

最新トラックバック

月別アーカイブ

カテゴリ

未分類 (23)
自己紹介 (1)
旅 (407)
日常 (592)
勉強 (6)

プロフィール

雨男博士

Author:雨男博士
関西在住の雨男博士です。
歴史や文化財めぐりが趣味です。
だけど、旅先はいつも雨。。。

リンク

このブログをリンクに追加する